猫広場/十二の巻
暖かい日。コートも着ずに散歩に出掛けた。いつも野良猫たちを見かける場所に立ち寄ってみたらどんどん猫が集まってきた。
柵を越えて四方から猫が集まってくる。いつもここで餌をもらっているらしい。でもすぐに触らせてくれたのは手前の黒白の子だけ。
思い思いにくつろぐ猫たち。写ってないけどもう2、3匹いる。黒白の子、甘えてるのに邪魔そうに蹴られてる。
落ちていた木の枝でじゃらして、桜の木に登らせたところ。このあともう1匹登ってきた。黒白は美人さん。他の猫はみんなまるまる太っているのに一番人懐っこい子がスリムなのは不思議。単に、若いからとかなのかな。
向かいの草地にも猫がたくさん居て、結局10匹以上の猫を見た。草の上に座って猫たちと着かず離れずの距離でのんびり。そろそろ先に進もうと歩いていくと、立派な桜の木の下にさっきとは別の黒白猫がこちらを見ていた。まるで待ち合わせしていたみたい。
近付くとすごく甘えてきて可愛かった。片目が悪いらしく少し汚れていたけれど。ごろごろすりすりした後ばたんと横になる。立ち去ろうとしたら慌てて追いかけてきたり。またね。本人的にはサービスしたのに料金払ってもらってない!って感じだったのかもしれないけどね。野良は可愛がるだけ可愛がって餌はあげない主義です。身勝手な人間なので。
帰りに見た淡い夕暮れ。結局3時間くらい外にいた。猫といると時間を忘れる。不思議な生きものだ。子供の頃、いつも野良猫たちと遊んでいたことを思い出す。
晩ご飯の食材を買う為に寄った西友に立派な多肉さんが売られていたのでお買い上げ。サボテンに混じってこっそり置かれていた、硬葉ハオルチアの十二の巻(多分)。底穴のある素焼き鉢に化粧砂で固められることもなく(嫌いなんです)丁寧に植えられていた。状態も良くて素晴らしい。300円もしなかったし。このまま育てます。