little garden

植物と猫と暮らし

春の夢をみた

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予想最高気温は18度。朝から天気もよくて、出掛けるしかないと思い、掃除をして午後から家を出た。とてもコートを着る気にはなれず、春物のジャケットを羽織って、頼りない水量の小川に沿って歩いていく。途中、無人販売所に菜の花が売っていた。欲しかったけれど、小銭が50円玉しかなかったのであきらめた。

 

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ほんの出来心から、ふくろうカフェに入ってしまった。先月、偶然前を通りかかってから気になってはいたのだけど、また遭遇してしまったものだからもう入るしかなかった。扉を開けてすぐ出迎えてくれる小さいふくろうちゃんたち。

 

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ふくろうが…いっぱい…いる…

存在感がすごい。紅茶とケーキを頂きながら静かに興奮する私。ふくろうたちは基本的にみんなじっとしている。

 

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猛禽用のあの手袋をはめて、ふくろうさんと触れ合いタイム。この子はミナミアフリカオオコノハズク。見た目よりずっと軽くて、羽毛はふわふわ。撫でると骨がこりこりしていた。最後に肩にのせて頬を寄せる感じで写真を撮ってもらった。すごく相棒感が出てて嬉しかった。ふくろうって猫と鳥の間みたいな顔してる。

 

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お店の外でひなたぼっこをしている大きいふくろうさんたち。この方たちを見ていたら店に入らずにいられなくなったんです。もふもふ。

 

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 ふくろうカフェのあと、少し歩いて庭園を訪れた。時期的に元気な植物はほとんどなかったけど、山野草をたくさん育てているらしい。西日を浴びる竹林が美しい。

 

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鏡のように木々を映す池。時間帯が良かったのかもしれないけど、感動的だった。

 

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暗い池を泳ぐ真っ赤な金魚の群れ。近藤聡乃さんの絵画を思い出した。胎内をイメージさせる。

 

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冬囲い?なんだかキノコみたいでかわいい。ひょうきんでちょっと不気味。水木しげる画っぽくもある。上手く撮れなかったけど蝋梅が咲いていて良かった。蝋梅って存在が妖しくて好き。梅の幽霊みたい。

 

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春の夢を醒ますようにひんやりした風が吹き始めたので、庭園を出た。画像は来た時と違うルートを歩いているときに見かけた巨大椿。手の平くらいの大きさがある。ディズニーの「不思議の国のアリス」に出てくるおしゃべりな花みたい。

 

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最後に寄った公園では梅が満開だった。近付くと良い香りがした。満開の梅や桜の木のそばに立つと全身が弛緩するような危険な幸福感に包まれる。

 

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公園を出る時に見た小さくあざやかな色の椿。飴細工のよう。(小さくてピントが合わなかったのが残念)

本当に暖かくて夢のような1日だった。帰りにスーパーで恵方巻を買い、普通に切って食べた。あとは、炊いてから冷凍していた黒花豆をタマネギとハムを合わせてマリネにして食べた。良い節分であった。